日本夜景遺産で、雪と彼女の心を溶かせてみせよう

澄んだ冷たい空気に人肌が恋しくなる冬。ギリシャ神話によると、突然嫁いでいった娘を寂しく思った母親がもたらした季節であることをご存知でしょうか。これからプロポーズを予定している男性にぜひ知っておいていただきたい物語です。

神々の王として知られているゼウスと豊穣の女神・デメテルとのあいだに生まれた、美しく愛らしい女神・ペルセポネ。母親デメテルはペルセポネを溺愛し、決して神々に手出しされることのないよう、シチリア島のニンフたちのもとへ預けていました。

しかし、ある日、冥界の王・ハデスがペルセポネに見惚れ、連れ去ります。事実を知ったデメテルはすぐにベルセポネを取り戻そうとしますが、なかなか応じないハデス。実の兄でもあるゼウスの説得で渋々ベルセポネを地上に戻すことを決めます。そしてやっと母と娘は再会を果たすのですが、冥界には「冥界の食べ物を口にした者は再び冥界に戻らねばならない」という掟がありました。

なんとベルセポネはハデスとの別れ際、渡されたザクロの実を口にしてしまっていたのです。再び取り乱すデメテルの様子を見かねたゼウスの計らいにより、特例としてベルセポネが冥界で過ごすのは1年の3分の1ということに。しかし、それでも悲しみを抑えきれないデメテル。ベルセポネが不在の期間、寂しさのあまり心が凍りつくのと同時に、地上ではあらゆる種子が発芽できず寒波が押し寄せるのでした。この時期を人々はのちに「冬」と呼ぶようになったのです。

こうした母と娘の堅く深い絆をめぐるエピソードは、神話の世界だけでなく現代においてもひとりの娘として共感するものです。ふだんしっかり者の女性ほど、母親の心情を気にかけていたりします。そんな冬を迎えるからこそ、パートナーのご両親の思いにも配慮した結婚生活のイメージを描いておきたいところ。

今回ご提案するのはまさに日本の「冬」を代表するスポット、「かまくら」。栃木県・湯西川温泉「かまくら祭」は日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」認定のイベントです。日中はなんと「かまくら」のなかでバーベキューを楽しむことができるほか、夜はミニサイズのものが河川敷に並び、ロウソクの灯りで周囲を幻想的に照らします。

「かまくら」内に入ると、そのなんとも言えない美しい光の広がりに心が温まります。当然、「かまくら」は2人だけの個室。広すぎず狭すぎない空間なら、自然と本音でゆったり語り合う雰囲気になることでしょう。多少の沈黙があっても周囲を気にしなくて良いので、女性としても自分のペースで将来を考えることができる過ごしやすい環境です。

プロポーズとともに、パートナーのご両親にも配慮した暖かい言葉を添えることで、きっと彼女はあなたの度量の大きさに感激するでしょう。ぜひあなたの熱い想いでふたりの未来を照らしてみて。

(文・ケイティ・ヘップバーン)


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